タガノエリザベート 牝
父スペシャルウィーク
母ストレイキャット(Stormcat)
通算4戦2勝(現役)
主な勝鞍 KBSファンタジーS(G2)
調教師 松田博資
半兄ナリタキングパワー(準オープン)
近親ゼンノロブロイ
2歳戦で気になる馬が出てきた。この馬完璧な強さではないが、追い込みでの強烈な末脚は爽快な感じを覚える。
KBSファンタジーSは先行馬が残る展開の中、最後方大外からまとめて差しきり勝ち。相手が良血馬の
ラナンキュラスや
グレナディーンだったから価値がある。
それと1番はやはりデイリー杯2歳S。これは今年の2歳戦で1番の強豪メンバーが揃ったレースといっていい。1着の
リディルはディープ的な勝ち方をした相当強い馬。2着の
エイシンアポロンは京王杯2歳Sを勝った。また3着はディープインパクトの甥
ダノンパッションで次のレースを余裕勝ち、4着
ダイワバーバーリアンも次走勝ち。このレース6着だったが、上りは33.8で勝ち馬と同タイム。
マイナス点はファンタジーSの勝ち馬が阪神JFを勝ったのはピースオブワールドしかいないこと。もう1つはスプリント戦のほうが強かったりして・・・という懸念。
後はファンタジーSの京都は坂がないこと。坂のある阪神に移ってどうかという点。坂のある阪神で2戦目1400Mは5着に敗れている。
血統構成
父は説明不要のスペシャルウィーク。一時産駒成績が落ち込んだが、ここへきてブエナビスタ、リーチザクラウンを出したサンデー系種牡馬。母のストレイキャットはゼンノロブロイの母の娘。
母系は母父がstormcatでストームバード系。stormcatが母父の馬はレッドスパーダ、メイショウボーラー、ファレノプシス、ブラックタキシードがいる。近親には叔父にゼンノロブロイがいて、母系はサンデー系とは合う。上位の活躍馬たちはへイルトゥリーズンがいて、サンデー系の父をもつこの馬も当てはまる。阪神マイルにこのストームバードの血は活きてくる。
stormcatを母父にもつ馬たちは早い時期から活躍する馬が多く、母系の足りないスタミナを父系のスピードで補う形の活躍馬が多い傾向がある。