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posted by 2014.04.30 Wednesday | - | - | permalink
なんのためのヘッジ
なんのためのヘッジ?

日本から中国などに進出している企業はいまやかなり多いですが、中国進出企業の内情を見ると、全てがハッピーというわけにもいかないようです。

まず中国の通貨である人民元と円ですが、ドルを介しての交換になるため為替変動に伴うヘッジが通常の為替予約でできません。こういったときに金融機関が進めてくるのが、新興国通貨ndfとかです。

ただ、これは疑似の損益が応答日で発生します。ので実際に人民元を買うわけではないです。この期間が10年とか長いために、ヘッジした企業は円高になって困っています。また現物を買うわけでないので、塩漬にすることもできません。
人民元について、思うのはドルとべったりリンクして為替が動いているのでまずドルで為替予約やってもなんら変わらないんじゃないかとおもう点と、昨今の半年先もみえない経済情勢の中では、中規模な企業だったら、ヘッジ分インパクトローンでとりあえず、借りて様子見が得策なのではとも思う。
後は、金融機関の持ってくる商品は相対側が有利な場合がよく読むと多いです。

後は、いくらヘッジしたところで、有利なところに自然と移行していくのは仕方がないので、長期で為替予約等をするのはコスト削減や新たな市場開拓で進出したなら自然と修正されるべきであるので、無意味だと思う。金融でなんでもかんでもヘッジっていうのは無理があるし、思惑と逆に動いたときに二重苦に落ち入ります。

アパレルの場合でいくと、2000年台中盤から円安期があったので、そのまま円安になるとアジアで生産拠点を置く企業は円建てベースで利益が減少してしまうので、ヘッジをする企業が多かった。いまや、アパレルの売り上げ自体が減少したうえにヘッジがあだとなってしまい高いドルを買う二重苦になる。
ヘッジをしなかった企業とは競争力、収益面で差をつけられる。

大企業なら別だが、基本的になすがままのほうが得作と感じる。その都度経営戦略を考えればいいのだから。ヘッジが成功したとしても一時的な成功にしかすぎないのだから。
posted by 2012.01.26 Thursday | comments(0) | trackbacks(2) | permalink
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